・サイズ 182.0×72.7cm
・素材 墨、顔料、水干、銀箔、木パネル
・制作年 2020
本作品は私の「観察者効果」というシリーズの中の1作です。
観察者効果とは社会科学や一般的な意味において「見られていると意識した時に行動が変化する現象」を言います。
本作のモチーフである白沢は人語を解し万物に精通するとされる神獣で、徳のある政治者の時に出現し、病魔を防ぐ力があると信じられていたそうです。
諸説ありますが、白沢は9つの目を持つと言われており、私の作品に於いては、複眼的な視点や思考を表すシンボルであり、世界を観察する観察者です。
「畏怖・生死・循環」をテーマに、主に伝説や神話に登場する神獣等のキャラクターを現代的な目線から再構築した作品を描いています。
世界を「循環」する現象と捉え、私たちがその流れにどのように関わることで、次の世代に良い循環としてつなげられるかということを考えながら制作をしています。
《観察者効果-白沢山-》は「観察者効果*」というシリーズの1作。
9つの目を持ち万物に精通するとされる神獣「白沢」を、私は、世界を観察する観察者、複眼的な視点や思考を表すシンボルとして描いています。
《変化しつつ循環するもの》は、江戸時代後期の浮世絵師・遠浪斎重光の作品「寿という獣」をモチーフとしたシリーズの作品です。
ーfeebee ※観察者効果・・・見られていると意識した時に行動が変化する現象
I see the world as a “circulating” phenomenon and wonder what we could do to pass down a good flow to the next generation.
In Observer Effect*-Hakutakuyama- I portrayed the divine beast, Hakutaku, as the observer of the world and a symbol of multifaceted perspective and thinking.
Cycle of Transformation is a series that was inspired by the late-Edo ukiyo-e painting, A Beast Known as Kotobuki, by Tonamisai Shigemitsu.
ーfeebee *Observer Effect: Phenomenon of changing behavior when being watched
feebee
神奈川県生まれ。
2019年「共生」(Gallery MUMON / 東京)、2020年「公平な観察者」(Kiyoshi Art Space / 東京)、「変化しつつ循環するもの」(六本木ヒルズA/Dギャラリー / 東京)など個展多数。
2018年「Outsider Art Fair」(パリ)、2019年「アートフェア東京」、「Art Central」(香港)、「Art Beijing」(北京)、2019年、2020年、2021年「鸞翔鳳集」(Gallery MUMON / 東京)、2020年「十人十色」(Kiyoshi Art Space / 東京)などアートフェアやグループ展に多数参加。
Born in Kanagawa.
Held numerous solo exhibitions including “Symbiosis” at Gallery MUMON / Tokyo in 2019; “Impartial Observer” at Kiyoshi Art Space / Tokyo, “Cycle of Transformation” at Roppongi Hills A/D Gallery / Tokyo in 2020.
Participated in various group exhibitions and art fairs including “Outsider Art Fair” in Paris in 2018; “Art Fair Tokyo,” “Art Central” in Hong Kong, “Art Beijing” in 2019; “Ran-Syou-Hou-Syuu” at Gallery MUMON / Tokyo in 2019, 2020, 2021; “Jyunin-toiro” at Kiyoshi Art Space / Tokyo in 2020.
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