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【本誌アーカイブ】植島幹九郎×徳永雄太 植島コレクションを語る(vol.18)

植島幹九郎氏(右)と徳永雄太氏(左)。植島ミュージアムにて。 撮影: 藤田紘那
掲載作品は全て植島コレクション

植島幹九郎×徳永雄太 植島コレクションを語る
構成・文=湯田彩乃
2023年5月16日発行『ONBEAT vol.18』掲載

東京大学工学部在学中に起業し、事業家・投資家として多角的にビジネスを展開している植島幹九郎氏。事業経営の傍ら、自身のビジネス脳と感性を刺激するアート作品をコレクションする同氏は、そのコレクションの一般公開に向けて「植島ミュージアム」を構想中だ。そんな同氏のコレクションの軌跡を、ARCHI HATCH代表で、同氏の中学、高校時代からの旧友でもある徳永雄太氏が聞いた。

ファーストコレクションから植島ミュージアム設立まで

徳永:植島コレクションを設立したきっかけを教えてください。

植島:元々僕はモダンアートから現代アートまでアートがすごく好きで、海外旅行に行った際には美術館やギャラリーを巡っていましたが、実際にアート作品を買うことはありませんでした。そんな中、2016年5月20 日にニューヨークで出会った山口歴さんの初期の頃の作品にインスピレーションを受け、生涯で初めてアート作品を購入しました。以降その作品は、自宅やオフィスにずっと飾っています。またその時、山口さんと一緒に行ったMarian Goodman Galleryでのゲルハルト・リヒターの個展で《941-1Abstraktes Bild》という作品に衝撃を受けたことをきっかけに、自宅とオフィスに飾れる作品を20点ほど購入しました。基本的に僕は作品を買ったら飾りたいと思っているので、倉庫に置いたままにはしたくないと思っています。そのため次第に飾るための壁がなくなってきたのと、またこの頃コロナ禍で仕事が忙しくなったこともあり、しばらく作品の購入を見合わせていました。

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