・サイズ 1.8×22.2×22.2cm
・素材  陶土
・制作年 2019

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美醜の狭間の凄み―遂に陶芸は「伝統」を超え、未知の時空へと飛翔する

文=船瀬俊介(文明批評家)

市川透は、異空間から出現した隕石である。
それは、一撃で、日本の陶芸界を打ち砕いた。
その作品群を前に、佇み観れば、誰しもが驚愕し、ただ頷是するのみであろう。
同じ衝撃を、唯一、味わった体験がある。
それは、かの出口王仁三郎(1871~1948)の作陶を眼前にしたときの驚愕である。
市川の作品群は、その多彩さ、さらに、若さに於いて、王仁三郎をも凌駕している。
その鮮烈な色彩は、ピカソであり、その心魂の叫びは、ゴッホであり、その放埓な造形は、ガウディである。
世界の美術界は、この天才の出現に、皆、驚嘆するであろう―。

市川 透

1973年東京都生まれ。
2011年隠﨑隆一氏に師事し、2015年に独立。 
日本橋高島屋、横浜高島屋、大阪大丸、天満屋など国内大型百貨店にて個展多数。
Art Beijing2017(北京)、Revelations International Fine Craft&Creation Biennial2017(パリ)、ART FAIR TOKYO2018、Asia Contemporary Art Show Fall 2018 edition(香港)、ART FAIR ASIA FUKUOKA2019など多数出品。
2017年上賀茂神社 式年遷宮事業 黒天目茶盌「迦具土」奉納。

Born in Tokyo in 1973.
Studied under Ryuichi Kakurezaki since 2011, and be independent from 2015.
Held many solo exhibitions including at Takashimaya Nihombashi, Takashimaya Yokohama, Daimaru Osaka, Tenmaya.
Participated in many art fairs including Art Beijing 2017 (Beijing), Revelations International Fine Craft & Creation Biennial 2017 (Paris), ART FAIR TOKYO 2018, Asia Contemporary Art Show Fall 2018 edition (Hong Kong), ART FAIR ASIA FUKUOKA 2019.
Donated his work Black Tenmoku tea-bowl Kagutsuchi to Kamigamo Shrine, for the Shikinen Sengu business in 2017.

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作品