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2020年11月14日、東京都現代美術館にて「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」展が開幕した。(~2021年2月14日まで)

本展は、時代を画した初期の広告キャンペーンから、映画、オペラ、演劇、サーカス、ミュージック・ビデオ、オリンピックのプロジェクトにいたるまで、アートディレクターやデザイナーとして、多岐に渡る分野で新しい時代を切り開きつつ世界を舞台に活躍した石岡瑛子(1938-2012)の世界初の大規模な回顧展となる。

石岡瑛子の仕事は、マイルス・デイヴィス、レニ・リーフェンシュタール、フランシス・フォード・コッポラ、ビョーク、ターセム・シンなど、名だたる表現者たちとの緊張感に満ちたコラボレーションの連続から生み出されたものも少なくない。石岡瑛子が彼らとの集団制作の中で、個のクリエイティビティをいかに発揮しながら仕事をしたのか。デザインのプロセスを示す膨大な資料とともに「石岡瑛子の方法」を紹介する。

展示風景:東京都現代美術館「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」展

展示風景:東京都現代美術館「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」展

展示風景:東京都現代美術館「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」展

またアカデミー賞を受賞した『ドラキュラ』(1992)や、『落下の王国』(2006)、『白雪姫と鏡の女王』(2012)、オランダ国立オペラ『ニーベルングの指環』(1998-1999)など、ハリウッド・アカデミーをはじめ世界各国のアーカイブから集められた衣装展示も必見。人間の身体の躍動感を根源に宿しつつ、「赤」をキーカラーとし、視覚的なインパクトとエモーションを併せ持つ石岡瑛子の仕事を体感することができる。

展示風景:東京都現代美術館「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」展

展示風景:東京都現代美術館「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」展

展示風景:東京都現代美術館「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」展

さらに石岡瑛子は、前田美波里を起用したデザイン史の金字塔とも言うべき資生堂のポスター(1966)や、1970-80年代のパルコの広告などの仕事で、解放された女性像を提示し、東洋と世界の諸文化を対照・混合させながら、新しい時代を切り拓いていった。1980年に海外に拠点を移してからは、「サバイブ」を口癖に困難に立ち向かい、あらゆるデザイン領域に挑戦していく。

展示風景:東京都現代美術館「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」展

展示風景:東京都現代美術館「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」展

展示風景:東京都現代美術館「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」展

“Timeless, Original, Revolutionary…”(時代を切り拓き、境界を横断していくクリエーションの力”)
この3つのテーマをデザインの根幹に掲げ、「私」の可能性を拡張し続けた石岡瑛子の唯一無二の個性と情熱をぜひ体験してほしい。

◆「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」開催概要
開催日:2020年11月14日(金)〜 2021年2月14日(日)
開館時間:10:00~18:00(入場は閉館30分前まで)
休館日:毎週月曜日(11月23日、2021年1月11日は開館)、11月24日、12月28日-2021年1月1日、1月12日
住所:東京都現代美術館 

入場料:一般 1,800円、大学生・専門学校生・65歳以上 1,300円、中高生 700円、小学生以下無料
※予約優先チケットをオンライン発売中

詳細はこちら

『ONBEAT vol.13』では石岡瑛子を大特集!
世界的アートディレクター、デザイナーとして、多岐にわたる分野で活躍した石岡瑛子
彼女の夫として公私にわたり最期まで彼女に連れ添った映画プロデューサーのニコ・ソウルタナキスへの独占インタビューでは、亡き彼女へのラブレターともいえる秘蔵エピソードが満載。「彼女の人生そのものがデザインだった」希代のデザイナーの実像に迫る。
また世界初となる大規模回顧展「石岡瑛子展ー血が、汗が、涙がデザインできるか」(東京都現代美術館)の様子のほか、石岡のデザインの魅力や世界観溢れる圧巻の図版も掲載。