2020年11月から2021年2月まで東京都現代美術館で開催され、世代を超えて大きな反響を呼んだアートディレクター石岡瑛子(1938-2012)の回顧展「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」展。

本展は、時代を画した初期の広告キャンペーンから、映画、オペラ、演劇、サーカス、ミュージック・ビデオ、オリンピックのプロジェクトにいたるまで、アートディレクターやデザイナーとして、多岐に渡る分野で新しい時代を切り開きつつ世界を舞台に活躍した石岡瑛子の世界初の大規模な回顧展だった。

石岡瑛子の仕事は、マイルス・デイヴィス、レニ・リーフェンシュタール、フランシス・フォード・コッポラ、ビョーク、ターセム・シンなど、名だたる表現者たちとの緊張感に満ちたコラボレーションの連続から生み出されたものも少なくない。石岡瑛子が彼らとの集団制作の中で、個のクリエイティビティをいかに発揮しながら仕事をしたのか。デザインのプロセスを示す膨大な資料とともに「石岡瑛子の方法」を体感できる展示であった。

その展示が、2022年3月31日までの期間限定でハイクオリティの360°VRコンテンツとハイライト映像で蘇る。

公開オンラインコンテンツ(2022年3月31日まで期間限定公開)

◆ハイライト映像(撮影・編集 鈴木余位)

◆360°VR

360°VRの中では下記2つの動画アーカイブも閲覧可能です。
・DOMMUNEアーカイブ
「東京都現代美術館 Presents 『石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか』開催記念5時間番組『Encyclopedia of EIKO ISHIOKA』」(制作・編集 DOMMUNE)
【出演】コムアイ、マキシーン・ヴァンクリフ(ファッション・ディレクター)、荒川弘之(写真家)、松下徹(SIDECORE)、桜井久美(衣装デザイナー、アトリエHINODE)、ドリアン・ロロブリジーダ(ドラァグクイーン)、hossy(ドラァグクイーン)、河尻亨一(編集者、作家)、永井裕明(アートディレクター)、松本弦人(アートディレクター、グラフィックデザイナー)、宇川直宏(DOMMUNE、”現在美術家” )、藪前知子(東京都現代美術館 学芸員)

・VABF関連イベント「石岡瑛子を語りつくす」トークセッション
【出演】河尻亨一(元・広告批評編集長)、藪前知子(東京都現代美術館 学芸員)

360°VRはこちら

『ONBEAT vol.13』では石岡瑛子を大特集!

世界的アートディレクター、デザイナーとして、多岐にわたる分野で活躍した石岡瑛子

彼女の夫として公私にわたり最期まで彼女に連れ添った映画プロデューサーのニコ・ソウルタナキスへの独占インタビューでは、亡き彼女へのラブレターともいえる秘蔵エピソードが満載。「彼女の人生そのものがデザインだった」希代のデザイナーの実像に迫る。

また世界初となる大規模回顧展「石岡瑛子展ー血が、汗が、涙がデザインできるか」(東京都現代美術館)の様子のほか、石岡のデザインの魅力や世界観溢れる圧巻の図版も掲載。

 

 

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