「原始美術を思わせる」「不気味な」「宇宙人」「人間存在の怖さ」など、さまざまな評価がなされる加藤泉の創作活動の全貌を紹介する展覧会が、東京・原美術館と群馬・ハラ ミュージアム アークで同時開催中
加藤泉は、1990 年代半ばより絵画作品を発表、2000 年代に⼊ると⽊彫も⼿がけ、2007 年ヴェネチアビエンナーレ国際美術展への招聘をきっかけに国際的な評価を獲得し、⽇本・アジア・欧⽶とその活動の舞台を広げてきた。
近年ではソフトビニール、⽯、ファブリックなど多様な素材を⽤いたダイナミックなインスタレーションを展開する⼀⽅で、新たに版画制作にも取り組むなど、その意欲的な創作活動に多くの注⽬を集めている。
東京の美術館としては初の⼤規模個展となる原美術館では、新作の絵画、彫刻作品69点を、元々は個⼈邸宅として建てられた独特の建築空間と対話するように展⽰されている。
また、別館のハラ ミュージアム アークでは、作家秘蔵の未発表作品も交え、代表作を中⼼に 145 点にのぼる圧倒的なスケールの作品群でこれまでの活動を振り返ることができる。
◆開催概要
開催日:NOW~2020年1月13日
休館日:⽉曜⽇(2020年1⽉13⽇を除く)、2019年12月26日―2020年1月3日
開館時間:11:00~17:00 (最終入館16:30)
水曜のみ8:00 pmまで開館(祝日を除く)
住所:東京都品川区北品川 4-7-25
電話:03-3445-0651
入館料:一般1,100円 学生(高校・大学生)700円 学生(小・中学生)500円
※原美術館メンバーは無料、学期中の土曜日は小中高生の入館無料、20名以上の団体は1人100円引
『ONBEAT vol.11』ではアートコレクター高橋龍太郎が加藤泉の魅力を語っています