”YOKOO の未完的⼆次元アートがイッセイ ミヤケの魔術的錬⾦術によって三次元アートとして完成しました” by 横尾忠則
美術家・横尾忠則と、イッセイミヤケでA-POC(A Piece Of Cloth/一枚の布の意)による服作りを行ってきた宮前義之による共同プロジェクト「TADANORI YOKOO ISSEY MIYAKE」が今秋スタート。1977年よりISSEYMIYAKEパリコレクション招待状のデザインを⼿がけてきた横尾と、その時々の最新技術を駆使し、様々な表現を可能にしてきたA-POCが共鳴し、「絵を観る喜び」と「服を着る楽しみ」の両⽅を叶えるプロジェクトを展開する。
※A-POCとは、⽷から⽣地をつくる過程で、⼀枚の布の中に服のデザインを完成させるという、独⾃のプロセスが特徴の服づくりのこと。
出発点となる「TADANORI YOKOO ISSEY MIYAKE 0(ゼロ)」では、横尾忠則の作品を⼀枚の布の中に再構築したブルゾンを発表。
いつの時代も普遍的なスタイルを持つブルゾンをキャンバスとして、作品のエネルギーを漏らすことなくその背中に表現する。横尾のアイコニックでパワフルな8作品が、わずか7⾊の⽷で⾊鮮やかに織りあげられる。またブルゾンの裏側には、表⾯に使われない⾊の⽷を利用し、左右反転した横尾⽒の絵が思いがけない⾊彩で表れる形となる。
販売は10月23日より(詳細は下記)。また発売に合わせて10月23日より3日間、DAIKANYAMA T-SITE GARDEN GALLERY にて、ブルゾンの全てのパーツが織り込まれたA-POCの布などを用いた特別展示が行われる。
▼取扱店舗 ※順次開始
・HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE / DAIKANYAMA(10/23~)
東京都渋⾕区猿楽町 19-8 T2 ビル
Tel.03-5411-5007 営業時間 11:00−20:00
・ISSEY MIYAKE SEMBA(11/13~)
⼤阪府⼤阪市中央区南船場 4-11-28
Tel.06-6251-8887 営業時間 11:00−20:00
・ISSEY MIYAKE KYOTO(11/20~)
京都府京都市中京区柳馬場通三条下ル槌屋町 89
Tel.075-254-7540 営業時間 11:00−20:00
▼DAIKANYAMA T-SITE GARDEN GALLERY での特別展示
「TADANORI YOKOO ISSEY MIYAKE」プロジェクトの発表を記念し、展示される。ブルゾンの全てのパーツが織り込まれた一枚の布を展示し、横尾作品の世界観が織りで表現される A-POC 独自のプロセスを紹介します。完成した服だけでなく、普段は見ることのできない生地をご覧いただくことができる貴重な機会となります。
日時:10月23日(金)~25日(日)11:00~20:00(25日のみ18:00まで)
場所:東京都渋谷区猿楽町 16-15 DAIKANYAMA T-SITE GARDEN GALLERY
▼「TADANORI YOKOO ISSEY MIYAKE 0」ラインナップ
◆横尾忠則
1936年兵庫県⽣まれ。美術家。72年にニューヨーク近代美術館で個展。その後もパリ、ヴェネツィア、サンパウロ、バングラデッシュなど各国のビエンナーレに出品し、アムステルダムのステデリック美術館、パリのカルティエ現代美術財団、ロシア国⽴東洋美術館での個展など世界各国の美術館で個展を開催。また、東京都現代美術館、京都国⽴近代美術館、⾦沢 21 世紀美術館、国⽴国際美術館など国内でも相次いで個展を開催し、2012 年、神⼾に横尾忠則現代美術館開館。2013 年、⾹川県豊島に豊島横尾館開館。2015年、第 27 回⾼松宮殿下記念世界⽂化賞受賞。作品は、国内外多数の主要美術館に収蔵されている。
◆宮前義之
1976年⽣まれ。2001年に三宅デザイン事務所に⼊社し、三宅⼀⽣と藤原 ⼤が率いたA-POCの企画チームに参加。その後、ISSEY MIYAKEの企画チームに加わり、2011年から 2019年まで ISSEY MIYAKEデザイナーを務めた。エキスパートを集めたチームを率いて、A-POCの更なる研究開発に取り組んでいる。
『ONBEAT vol.05』では三宅一生を大特集!