明治神宮の杜を舞台とした芸術と文化の祭典「神宮の杜芸術祝祭」の第二弾美術展「紫幹翠葉-百年の杜のアート」が、7月10日より明治神宮ミュージアム(隈研吾設計)にて開催決定。
展覧会名にもなっている「紫幹翠葉」とは、 紫の木の幹、 緑の木の葉という意味から、 景色が青々としていて美しい様子を表す。
縄文時代より日本人は自然の中に神を見出し、手を合わせて感謝するとともに、富士山や桜だけでなく、田んぼや雑草、 野鳥などといった日常の暮らしの風景にも、美しさを見出してきた。
今回森村泰昌、天明屋尚ら現代アーティスト40名が、明治神宮やその鎮守の杜に思いを寄せ、自然や暮らしを対象に畏怖と尊敬、情熱を込めて、屏風、 掛け軸、 衝立(絵画)、扇面など、日本古来の様式に則り作品を制作。中でも、現代アーティスト30名による扇面形の絵画作品は壁一面に並べて展示される。
【出展作家(*五十音順、 敬称略)】
朝山まり子、 石塚隆則、 薄久保香、 小沢さかえ、 小津航、 海野貴彦、 川久保ジョイ、 清川あさみ、 小瀬村真美、 小谷里奈、 小林孝亘、 品川亮、 篠田太郎、 杉戸洋、 須永有、 田中望、 椿昇、 天明屋尚、 中村ケンゴ、 流麻二果、 ナマイザワクリス、 能條雅由、 畑山太志、 濱口健、 ひびのこづえ、 平井武人、 平川恒太、 笛田亜希、 船井美佐、 本田健、 増田将大、 町田久美、 三沢厚彦、 ミヤケマイ、 森村泰昌、 森山亜希、 山口藍、 山口典子、 山本太郎、 山本基
◆「紫幹翠葉 −百年の杜のアート」開催概要
開催日:2020年7月10日(金)~ 9月27日(日)
開館時間:10:00~16:30(最終入館は30分前まで)
休館日 : 木曜日(但し7/23, 7/30は開館)
住所:明治神宮ミュージアム(明治神宮内苑)
入場料:無料 ※明治神宮ミュージアムの入館料1,
「紫幹翠葉」展のほか、 3月から開催されている野外彫刻展「天空海闊」
◆「天空海闊」展示作品
「天空海闊」とは、 果てしなく続く空、 快晴の空へ向かって、 大らかに広がることを意味する。 明治神宮として初の開催となる野外彫刻展には、 名和晃平、 船井美佐、 松山智一、 三沢厚彦の4名のアーティストが、 圧倒的な自然に溢れる70万平方メート の明治神宮の杜を舞台に作品を展示。 アーティストたちが明治神宮を訪問し、設置場所に足を運び、 明治神宮の歴史や文化を理解し、 尊敬や畏怖の気持ちを持って制作したそれぞれの作品は、神宮の杜の木々と対峙し、呼応し、佇んでいる。
展示の舞台となる明治神宮の杜が実は100年前につくられた人工の杜であることはあまり知られて
◆「天空海闊」開催概要
開催日:2020年3月20日(金・祝)~12月13日(日)
開館時間:明治神宮の開門・閉門時間に準ずる
休館日 : 会期中無休
住所:明治神宮 内苑各所
入場料:無料