ジブリパークの舞台裏が初公開される「ジブリパークとジブリ展」
文=ONBEAT編集部/撮影=藤田紘那
2022年11月1日、愛知県の愛・地球博記念公園内にスタジオジブリ作品の世界を表現した公園施設として開園した「ジブリパーク」。
ジブリのアニメーション世界を自由に歩き発見することができるこのジブリパークの誕生の舞台裏を公開し案内する「ジブリパークとジブリ展」が、6月28日(金)から9月23日(月)まで東京都品川区にある寺田倉庫B&C HALL / E HALL にて開催されている。
制作現場を指揮するのは、映画『ゲド戦記』『コクリコ坂から』『アーヤと魔女』などのアニメーション作品などでも知られ、宮崎駿発案の「三鷹の森ジブリ美術館」の監修・初代館長を務めた他、愛・地球博の際に建てられ現在はジブリパークのどんどこ森エリア内の施設となっている「サツキとメイの家」を手掛けてきた宮崎吾朗監督。
第1~4章までの4部構成となっており、各章ごとに豊富な資料や模型などを見ることができる巡回展「ジブリパークとジブリ展」のみどころを、会場風景とともに見ていこう。
みどころ
①「三鷹の森ジブリ美術館」の建築、空間デザイン
ジブリパークの制作を指揮した宮崎吾朗監督が初めてスタジオジブリの仕事とかかわりを持った「三鷹の森ジブリ美術館」(2001年開館)の、構想時のイメージボードやスケッチ、制作資料などを紹介し、建築や空間デザインに原点に迫る。
②アニメーション制作
宮崎吾朗監督によるアニメーション映画『ゲド戦記』『コクリコ坂から』『アーヤと魔女』のイメージボードや背景美術の展示に加え、三鷹の森ジブリ美術館で行われた企画展示「アーヤと魔女展」も公開されている。
③アニメーションの「本物」化
2005年の愛・地球博のパビリオンとして建設された「サツキとメイの家」の5分の1スケール模型とともに、建築資材や現地の写真を通して、その建築の際にこだわったポイントが紹介されている。
④「ジブリパーク」の裏舞台
初公開となる展示や資料とともに、宮崎吾朗監督がどのように考え、描き、ジブリパークを作ったのかを紹介している。
開催概要
会期:2024年6月28日(金)- 9月23日(月)
休館日:なし
時間:9:30~20:00 (最終入場は19:00まで)
6月28日(金)は15:00開館、9月23日(月・休)は14:00閉館となります。
会場:寺田倉庫 B&C HALL / E HALL