2023年9月30日(土)~2024年2月25日(日)まで、WHAT MUSEUMにてTAKEUCHI COLLECTION「心のレンズ」展が開催!

IT分野で活躍するコレクターの竹内真が、約5年前から収集をしてきた現代アートと家具のコレクションを紹介。
コレクションのきっかけとなったパブロ・ピカソの作品から、イヴ・クラインやゲルハルト・リヒターといった時代を代表する作家や、近年魅力を感じている抽象画の作品を中心に約33点を展示する。

また、近代建築の巨匠の1人ル・コルビュジエらがデザインした家具も紹介し、竹内が日頃から家具とともにアート作品を展示して楽しんでいることから、実際に椅子に座りながらアート作品をゆっくり鑑賞する空間も演出。
さらに、ピエール・ジャンヌレがデザインした椅子約20脚を使用したインスタレーションでは、その個体がもつ特徴を多角的な視点から堪能することができる。

■コレクターズノート(一部抜粋)/竹内真
僕は、抽象的な作品を見るとき、大凡自分と同じ世界を生きて、かつ似たようなものを見て、聞いているのにも関わらず、その彼らの心のレンズを通した結果、このような作品が生まれるのだろう、と彼らの人生の中で作り上げられた心のレンズが一体どんなものなのかを想像してしまいます。しかし、その想像の中にあるレンズもまた、自分自身が経験したものの中から考え得るレンズでしかないわけで、おそらくその予想は全て外れているのでしょう。もし、今日、誰かと一緒にこの展示を見に来ていたら、その人と同じ作品を見て、作家の心のレンズはどのようなものだと思うのか、話し合ってみてください。結局は、それはお互いの心のレンズを話し合っているようなことでもあり、それはきっと、お互いの仲をさらに深めていくことだと思います。

本展覧会の見どころ

ヴィルヘルム・サスナル 作《Untitled》 2022 油彩、キャンバス

■イヴ・クライン、ゲルハルト・リヒターをはじめとした時代を代表する国内外の作家の作品を展示

■シャルロット・ペリアンのベンチや椅子に実際に座って、デザインや素材を体感できる展示

■ピエール・ジャンヌレがインドのチャンディガール都市計画のためにデザインした椅子約20脚を用いて、その個体がもつ特徴を多角的な視点から堪能できる迫力のインスタレーション空間

■TAKEUCHI COLLECTIONが近年コレクションした抽象画を中心とした展示スペースや作家の新作を展示(コレクションとして初公開の現代アート約27点)

大久保紗也 作《nothing(man)》 2018 油彩、アクリル絵具、キャンバスパネル

神楽岡久美 作《Extended Finger No,02》 2022 ステンレス、革

掛井五郎 作《パリ郊外》 1990 油彩、キャンバス

加藤 泉 作《Untitled》 2019 油彩、キャンバス

加藤 泉 作《PYRO》 2020 布、リトグラフ、アクリル絵具、人形、刺繍、木

掛井五郎 作《プロフィール》 1990 木にペンキ塗装

小西紀行《Untitled(Manzo Minae Hisana no.1)》 2022 油彩、キャンバス

加藤 泉 作 《Untitled》 2019 アクリル絵具、石

オスカー・ニーマイヤー 作《リオ ロッキングチェア》 1977-1978

小林正人 作《この星のモデル(ペア)》2021 油彩、キャンバス、木

ドナルド・ジャッド 作《Untitled:one plate》 1974 アクアティント、エッチング紙

桑山忠明 作《Untitled(TK3647-1/2-’69)》 1969 アクリル絵具、アルミニウムストリップ、キャンバス

ピエール・ジャンヌレ 作(手前)《トライアングル ローテーブル》(奥)《Xレッグアームチェア》

(左)イヴ・クライン 作《Untitled Blue Monochrome(IKB317)》 1958 顔料、合成樹脂、紙 (右)ゲルハルト・リヒター 作《14.2.88》 1988 油彩、紙、カードにマウント

 

アルベルト・ジャコメッティ 作《スタジオの椅子(表面)/サドルの上の彫刻とスタジオの椅子(裏面)》 1961-1962 ペン、紙(両面)

岡﨑乾二郎 2022 アクリル絵具、キャンバス

ジャデ・ファドジュティミ 作《Undeparted thoughts》 2022 アクリル絵具、油彩、オイルバー、キャンバス

セクンディノ・ヘルナンデス《Untitled》 2022 アクリル絵具、麻

許 寧 (シュ・ニン)作《Starting with a Tear – HISTORY》 2023 油彩、キャンバス

サイトウマコト 作《Face Landscape 2021_02》 2020-2021 油彩、キャンバス

大山エンリコイサム 作《FFIGURATI #133》 2014-2016 エアロゾル塗料、アクリル性マーカー、墨、ラテックス塗料、キャンバス、アルミ木複合パネル

山口 歴 作《SHADEZ OF BLUE NO.2》 2022 UVプリント、アクリル絵具、アルミパネル

TAKEUCHI COLLECTION / 竹内 真(たけうち しん)について
ビジョナル株式会社 取締役 CTO
2001年 電気通信大学情報工学科を卒業後、富士ソフト株式会社に入社し、主に官公庁や大手通信会社向けのシステム開発に従事。
2007年 株式会社リクルートにて全社共通基盤フレームワーク開発などに従事し、同時にSeasarプロジェクト内でOSS活動も開始。
2008年 株式会社レイハウオリを創業。その後、ビズリーチの創業準備期に参画し、取締役CTOに就任。
2020年2月 現職に就任。社外活動として一般社団法人日本CTO協会理事を務める。

▼出展予定作家(敬称略・姓の五十音順)
フランシス・アリス、上田勇児、トレイシー・エミン、大久保紗也、⼤山エンリコイサム、岡﨑乾二郎、神楽岡久美、掛井五郎、加藤 泉、イヴ・クライン、桑山忠明、小西紀行、小林正人、ル・コルビュジエ、サイトウマコト、ヴィルヘルム・サスナル、許 寧(シュ・ニン)、アルベルト・ジャコメッティ、ドナルド・ジャッド、ピエール・ジャンヌレ、二代 田辺竹雲斎、オスカー・ニーマイヤー、浜名一憲、パブロ・ピカソ、ジャデ・ファドジュティミ、ジャン・プルーヴェ、セクンディノ・ヘルナンデス、シャルロット・ペリアン、三島喜美代、オスカー・ムリーリョ、元永定正、山口 歴、リー・キット、ゲルハルト・リヒター、スターリング・ルビー など

開催概要

開催日:2023年9月30日(土)~2024年2月25日(日)
時間:11:00~18:00 ※最終入館17:00
休館日:月曜(祝日の場合、翌火曜休館)、年末年始
会場:WHAT MUSEUM 2階
住所:東京都品川区東品川 2-6-10 寺田倉庫G号
入館料:一般 1,500円、大学生 / 専門学生 800円、高校生以下 無料
※同時開催の展覧会の観覧料を含む
※チケットはオンラインにて事前購入可能
※本展会期中に何度でも入場できるパスポートを販売 展覧会パスポート 2,500円(本展と同時開催中の展覧会が鑑賞可能)
※当ミュージアムの「建築倉庫」では、建築家や設計事務所からお預かりした600点以上の建築模型を保管しており、その一部を公開
料金:建築倉庫入場料 700円、セットチケット(本展入場料+建築倉庫入場料)2,000円

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