投棄された廃棄物を用いて作品を制作し、ガーナのスラム街再生プロジェクトを進めるアーティスト・長坂真護。その長坂初となる美術館での個展が、上野の森美術館で開幕した。
”世界最大級の電子機器の墓場”と呼ばれるガーナのスラム街・アグボグブロシーを訪れた長坂は、日本を含む先進国から出される廃棄物を必死に燃やし、わずかな日当で生きる人々の姿や、そこに発生する大量のガスによって彼らがおよそ30代で亡くなっていくという現状に直面した。そこで「我々の豊かな生活は、このスラム街の人々の犠牲のもとに成り立っている」という不条理な現実を先進国に伝えようと作品を制作している。
そんな長坂による世界平和への願いが込められた、さまざまな作品をぜひ見てほしい。
開催概要
- 開催日:2022年 〜 2022年
時間:10:00~17:00
休館日:不定休
会場:上野の森美術館
住所:東京都台東区上野公園1−2
入館料:一般1,400円、高・大・専門学校生1,000円 、中・小学生600円 - 詳細はこちら