・サイズ 15.5×36.2×12.5cm
・素材  半磁土
・制作年 2021
・価格  ¥150,000+tax

なんでも聞こえてしまう大きな耳は感受性の豊かさの象徴。
香りを聞く耳を持つ香炉。

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私にとっての美しさとは、生々しい叫びや不器用な衝動、グロテスクなものの奥に光り輝く小さな純粋性。
そうした過剰な装飾や表現は、時としてバランスを保つための癒しになるのではないかと思う。
私の陶芸作品は器に見立てた「身体」だ。
夜になるとこっそり動き出し瞬きするような、日常と非日常、夢と現実を行き来するような雰囲気を湛えた作品を作りたい。
そして、鑑賞者にはその気配を感じ取って物語を紡いでいただいたり、私の考えの及ばない鑑賞の仕方をして楽しんでいただけたらと願う。

ー水元かよこ

水元かよこ

1971年石川県生まれ。
加賀友禅工房で彩色、九谷焼の窯元で絵付けを学んだ後、2010年独立。
2019年「JAM」(日本橋三越本店 / 東京)など個展多数。
2016年「現代陶芸・案内」(茨城県陶芸美術館)、2019年「New Kutani」(Micheko Galerie / ミュンヘン)「密なる世界-北陸 気鋭の四作家たち」(銀座・和光 / 東京)、2021年「The Assemblage of Clours, The Assemblage of Paintings」(TOUCH Ceramics / 香港)、「工芸的美しさの行方 素材・表現・装飾」(日本橋三越本店 / 東京)などグループ展やアートフェアに多数参加。

Born in Ishikawa in 1971.
After working at Kaga Yuzen Factory as a colorist and at a Kutani pottery as a painter, be independent from 2010.
Solo exhibitions: 2019 “JAM” (Nihombashi Mitsukoshi Main Store / Tokyo).
Group exhibitions & Art Fairs: 2016 “Guide to Contemporary Ceramic” Ibaraki Ceramic Art Musem; 2019 “New Kutani” Micheko Galerie (München); “Hands-on Art Exhibition – Featuring Four Energetic Artists from Hokuriku” Wako Hall (Tokyo); 2021 “The Assemblage of Colors, The Assemblage of Paintings” TOUCH Ceramics (Hong Kong); “The Future of Aesthetics in Kogei” Nihombashi Mitsukoshi Main Store (Tokyo).

 

作品