2022年4月28日(木)~2022年7月3日(日)、寺田倉庫株式会社が運営する現代アートのコレクターズミュージアム「WHAT MUSEUM」にて、OKETA COLLECTION「Mariage −骨董から現代アート−」展が開催中だ。
長年ファッションビジネスに携わってきたコレクターの桶⽥俊⼆・聖⼦夫妻が、約20年の年月をかけて収集してきた骨董や現代アートのコレクション「OKETA COLLECTION」を、前期・後期に分け、2つの全く異なるテーマで紹介。
「一目惚れ(love at first sight)」のように強くインスパイアされた作品をピックアップする桶田夫妻のセンスが、時代を反映したユニークなコレクションを形成している。
国内外の巨匠の逸品から、ファッション、ストリート・カルチャーとアートまで、勢いのあるラインナップがOKETA COLLECTIONの特徴だ。
前期となる「Mariage −骨董から現代アート−」展では、桶田夫妻のアート収集の入り口である骨董と現代アートを中心に、本展覧会で初出展となる作品や作家の新作を含む約40点を「身体」「モノクローム」「カラー」の3テーマに分けて展示。
李朝の陶磁器にはじまり、北大路魯山人、河井寛次郎、岡部嶺男など日本を代表する陶芸家の逸品と、名和晃平、KAWS、TIDE、ダニエル・アーシャム、チャバララ・セルフをはじめとする現代アーティストたちの作品が集結。
国や年代、素材も異なる多種多様な作品を一つの空間で「Mariage」することで、作品の新たな魅力を発見する機会を提供する。
なお、後期展覧会OKETA COLLECTION「YES YOU CAN −アートからみる生きる力−」展は、2022年8月6日(土)~2022年10月16日(日)までの開催が予定されている。
本展の見どころ
名和晃平はじめ、多くの立体作品が登場。ユニークな展示デザインをほどこした空間の中で味わう、新鮮な鑑賞体験
彫刻家・名和晃平の代表作の一つである《PixCell-Deer#48》のみを展示した、本展覧会だけの空間は必見。
また、鑑賞者が鏡に映り込むことで作品が完成するマンゴ・トムソン《November 14, 2016 (The End is Near)》や、ユニークな展示台に置かれた立体作品を発見できる楽しい空間構成となっている。
©Kohei Nawa | Sandwich
《PixCell-Deer#48》
名和晃平
桶田夫妻の”一目惚れのコレクション”を通じて、時を経ても変わらない作品の魅力を堪能できる。
OKETA COLLECTIONとしては初出展となるチャバララ・セルフ《Wash N’ Set 2》が登場。
アーティストの新作で初出展のヴェルディ《VICK》、TIDE《COMPO:L》、また、現在制作中であるクレイグ・クチアの作品など、初公開となる現代アート作品を鑑賞できる。
《Blah, Blah, Blah, 2015》
メル・ボックナー
© Brian Calvin, image courtesy the artist andAnton Kern Gallery, New York
《Visage》
ブライアン・カルヴァン
《三色碗》
河井 寛次郎
© Matthew Day Jackson. Courtesy the artistand Hauser & Wirth. Photo credit: KenAdlard.
《Flowers in a Wooden Tub (Paris)》
マシュー・デイ・ジャクソン
李朝白磁壺
Courtesy of the Artist and MAKI Gallery.
《a window as a painting as a painting is a window》
クレイグ・クチア
【出展作家(予定)】(敬称略・姓の五十音順)
ダニエル・アーシャム、ヴァージル・アブロー、飯塚琅玕齋、VERDY(ヴェルディ)、岡部嶺男、桶谷寧、ジョーディー・カーウィック、KAWS(カウズ)、ハビア・カジェハ、上條晋、加守田章二、ブライアン・カルヴァン、河井寛次郎、北大路魯山人、クレイグ・クチア、クララ・クリスタローヴァ、五木田智央、セイヤー・ゴメス、阪口宗雲斎、マシュー・デイ・ジャクソン、ジャン・ジュリアン、ラッシード・ジョンソン、チャバララ・セルフ、TIDE(タイド)、マンゴ・トムソン、名和晃平、ブライアン・ハート、シュテファン・バルケンホール、平子雄一、Futura(フューチュラ)、マリウス・ブルチーア、アダム・ペンドルトン、メル・ボックナー、エヴァン・ホロウェイ、Mr.(ミスター)、オースティン・リー、ネイト・ロウマン、カシン・ローン、ジェニファー・ロックリンなど
開催概要
開催日:2022年4月28日(木)~2022年7月3日(日)
時間:11:00~18:00 ※最終入場17:00
休館日:月曜休館(祝日の場合、翌火曜休館)
会場:WHAT MUSEUM 2階
住所:東京都品川区東品川 2-6-10 寺田倉庫G号
▼チケット価格
一般:1,200円
大学生・専門学生:700円
高校生以下:無料