バッド・ワールド・ツアー Image Credit:Mirrorpix/Aflo
7月10日よりFUJIFILM SQUAREにて「MJ」~ステージ・オブ・マイケル・ジャクソン~が開催される。
《スリラー》など数々のヒット曲を生み出し、一躍スーパースターとなったマイケル・ジャクソンは、それまで単なる宣伝材料として捉えられていた音楽ビデオ(「プロモーション・ビデオ」と呼ばれていた)を「ショート・フィルム」(短い映画)として新たに定義、 芸術作品として昇華させたことでも知られ、その功績は没後10年経った今なお「史上最も成功したエンターテイナー」として語り継がれている。
本展では、そんなマイケル・ジャクソンの代表作から、スチール写真をアーカイブするとともに、 世界中のファンを熱狂の渦へと巻き込んだ3つのワールドツアーでの圧巻のライブ・パフォーマンスを通して、 映像と写真が今日までの音楽の発展に果たした役割を考察する。
なお本展の監修は、「NONA REEVES」のシンガーであり、日本屈指の80年代音楽研究家としても知られる西寺郷太が務める。
スリラー Image Credit:Alamy/Aflo
◆展示概要
第1章
わずか5歳で4人の兄たちと共に結成した「ジャクソン5」のリード・ボーカルに。 名門レーベル「モータウン」からの華々しいデビュー後、 10代後半の「ジャクソンズ」期には作詞・作曲家としての才能も開花、並行して続けたソロ活動でも記録的成功と革新を成し遂げる。 本章では、 『スリラー』『ビート・イット』『バッド』といった彼の代表曲の「ショート・フィルム」(ミュージック・ビデオ)のスチール写真を織り交ぜ紹介し、 ライブや映像で世界のエンターテインメント界の頂点を駆け抜けたマイケル・ジャクソンの足跡をダイジェストでたどっていく。
第2章
マイケル・ジャクソンが生み出すライブ・パフォーマンスは世界を熱狂させ、 その後の「コンサート」の概念を変えた。 日本を皮切りに全15カ国123公演が行われた初のソロ・ツアー「バッド・ワールド・ツアー」から、 演出がよりダイナミックになった「デンジャラス・ワールド・ツアー」、 過去最高の450万人を動員した「ヒストリー・ワールド・ツアー」。 本章では3つのワールドツアーで残された貴重なパフォーマンス写真を一挙展覧する。
◆展示予定作品
スリラー Image Credit:Photofest/Aflo
バッド・ワールド・ツアー Image Credit:Hitoshi Katanoda/Aflo
ジャクソン5 Image Credit:Paul Slaughter/Retna/Aflo
スムース・クリミナル Image Credit:Photofest/Aflo
ヒストリー・ワールド・ツアー Image Credit:Mark Shenley/Camera Press/Aflo
◆開催概要
開催日:2020年7月10日(金)-7月30日(木)
開館時間:10:00~19:00(最終入館は10分前まで、最終日は14:00まで)
休館日 : 会期中無休
住所:東京都港区赤坂9丁目7番3号 東京ミッドタウン FUJIFILM SQUARE
電話:03-6271-3350
入場料:無料 ※混雑時入場制限あり
◆監修:西寺郷太
1973年東京生まれ京都育ち。早稲田大学在学時に結成したバンド「NONA REEVES」のシンガー、メイン・ソングライターとして、1997年デビュー。
以後、音楽プロデューサー、作詞・作曲家としても少年隊、SMAP、V6、YUKI、鈴木雅之、岡村靖幸、私立恵比寿中学などの多くの作品、アーティストに携わる。
日本屈指の80年代音楽研究家としても知られ、近年では伝承者としてテレビ・ラジオ出演、雑誌連載など精力的に活動。マイケル・ジャクソン、プリンス、ジョージ・マイケル(ワム!)などの公式ライナーノーツを手がける他、執筆した書籍の数々はベストセラーに。代表作に『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書』(新潮文庫)、小説『噂のメロディー・メイカー』(扶桑社)、『プリンス論』(新潮新書)、『伝わるノートマジック』(スモール出版)。
詳細はこちら