国や時代を越えて愛されてきたその魅力とは
モンチッチと一緒に歩む50年 「モンチッチ展」

文、写真=ONBEAT編集部(一部オフィシャルサイト等参照)

「モンチッチ」は1974年にセキグチより発売された、おしゃぶりポーズとそばかすが可愛らしいぬいぐるみ。発売とともに爆発的ブームを起こし、その翌年から海外輸出を行い、世界中でモンチッチは人気者となりました。その後、1985年よりパリ以外では一時販売を休止しましたが、多くのファンの要望により1996年より再販を開始。時代にあわせて変化をし、世界中のファンに愛され続け2024年には誕生50周年を迎えました。本展では過去のぬいぐるみや、貴重な資料を展示するとともに、記念グッズも多数販売します。

写真:ONBEAT編集部

展示の流れ

1.モンチッチ誕生物語
1974年、東京・葛飾区のとある企画室で、世界中の人々に愛されるキャラクターが静かに生まれました。その名は「モンチッチ」。国や時代を越えて愛されてきたその魅力をお楽しみください。

写真:ONBEAT編集部

 

2.モンチッチ50年の物語
昭和の子どもたちの心をつかみ、平成にファミリーを広げ、令和には世界中のファンとともに進化を続ける。そんなぬいぐるみ以上の存在「モンチッチ」の50年の物語をご覧ください。昭和~平成~令和のモンチッチを年代別にご紹介いたします。

昭和
日本で発売されるとすぐにブーム的な人気を獲得。翌1975年にはモンチッチは海外デビューします。フランス、ドイツで特に人気者になりました 。可愛い弟や妹分 、個性的なおともだちも登場。1977年に着せ替え用の洋服が販売され、更には家具やお部屋も用意されました。こうした楽しいアイ ディアがモンチッチの世界を作り上げました。

写真:ONBEAT編集部

 

平成
1985年国内販売と、フランス以外の海外での販売を終了することになりました。発売終了後もモンチッチ人気は続いていたため、国内外から復活を望む声が高まり、1996年モンチッチは、ニューヨーク、ドイツ、日本で再デビューを果たします。スポーツ・職業などのコスチュームやコラボレーション等様々なモンチッチを楽しめるようになり、モンチッチを、玩具売場だけでなく、キャラクター売場で見かけるようになりました。

写真:ONBEAT編集部

 

令和
モンチッチが、いろいろなエッセンスを取り入れ新しいイメージを表現するようになります。ぬいぐるみもより、ファッショナブルなデザインや多様なコラボレーションが増え、新たなお客様へも受け入れられるようになるきっかけとなりました。

写真:ONBEAT編集部

 

「しなこ×モンチッチ」のコラボシリーズをプロデュースしたクリエイター・しなこさんとモンチッチ/写真:ONBEAT編集部

ONBEATが注目するポイント

■モンチッチの誕生から令和までを辿れる貴重な資料
モンチッチの前身「くたくたモンキー」からモンチッチの仲間たち、おじいちゃんおばあちゃん、ベビチッチまで「当時物」が勢揃い。同じキャラクターでも、時代によってマイナーチェンジされており、その発見も楽しいです。また、成型の型も公開されており、ものづくりの資料としても見応えは充分。昭和・平成・令和の年代別紹介エリアでは、見る人によっては懐かしく、ある人によっては新しい。どの年代の人が展示を見ても、話題にしたくなることは間違いなしです。

■良い”玩具”とはなにかを考えさせられる機会
セキグチは下町の古き良き玩具メーカー。1918年セルロイド加工所として発足。セルロイドの発火性が問題視され、玩具の素材として用いられることがなくなりました。その後、ソフトビニールの技術を完成させ、現在まで人形やぬいぐるみなどのキャラクター商品の企画・製造・販売に力を入れています。戦前から日本の”玩具”と向き合い、令和の現代まで、子どもだけでなく大人の心も掴み続けているセキグチの仕事が、モンチッチの歴史には投影されています。モノがあふれる世の中で、子どもたちがちゃんと遊べる本当に良い”玩具”とはなにか。答えはモンチッチたちの眼差しの中にあるのかもしれません。

■番外編:豊富なグッズと高いクオリティ
セキグチといえば成型と縫製。その正確性や表現力は玩具メーカーとして唯一無二。特に縫製の丁寧さは他のメーカーの追随を許しません。売り場にはたくさんのモンチッチファミリーがいますが、どの子も同じなようで、目が合う子は一体だけかも!?製品の品質は高い水準で一定なのに、なぜか「自分だけの子」がいる気がする。それがセキグチ製品の最大の魅力です。ぜひ「自分だけのモンチッチ」を銀座松屋で見つけてくださいね。

写真:ONBEAT編集部

開催概要

会期:2025年8月13日(水)~8月25日(月)
会場:松屋銀座 8階イベントスクエア
時間:11:00~20:00

※8月17日(日)、8月24日(日)は19:30閉場
※最終日は17:00閉場
※最終入場は閉場30分前まで
※開催時間は変更になる場合がございますので、公式サイトをご確認ください。
※営業日・営業時間の詳細は、松屋ウェブサイトをご覧ください。
※日時指定制

公式サイト:https://www.monchhichi-ten.com/

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