・サイズ 15.0 × 62.5 × 17.5cm
・素材 樟・欅・榀・花梨・黄檗
・制作年 2021
モティーフを選ぶことなく、まず無作為にイメージを大量に描き出していく。
そこから現れた複数のイメージを構成し、作品へと具現化させていく。
それは自分でも思い付かない「何か」を表出させるための方法であり、無意識・偶然性を生かすことで初めて「作品の核」となるモティーフが 浮かび上がります。
あえて何も考えない中で生まれる「形」にこそ不思議な魅力を感じますし、作品の意味合いよりも、作品の「形」に重きを置いて制作する方が、完成を見たいと思う好奇心が生まれるのです。
ー山本雄大
Without selecting a motif, I first draw a large number of images at random.
I then compose the multiple images that emerge and materialize them into a work of art.
This is a method to express “something” that I have not thought of, and only by making use of unconsciousness and coincidence does the motif that will become the “core of the work” emerge.
I find the “forms” that emerge when I dare not think about them to be strangely attractive, and I find that my curiosity to see the finished work is more aroused when I focus on the “form” of the work rather than the meaning of the work.
ーTakehiro YAMAMOTO
山本雄大
1986年静岡県生まれ。
2017年東京藝術大学彫刻科研究生修了。
2017年個展開催「鍵」(ガレリア・グラフィカbis / 東京)、 2021年「骨の想起」(日本橋高島屋 / 東京)。
2015年「第10回 アトリエの末裔あるいは未来」 (東京藝術大学大学美術館 陳列館、旧平櫛田中邸)、 2019年「Small Works」(ガレリア・グラフィカbis / 東京)、 2020年「Art-Interchange -三島・パサディナ 姉妹都市交流美術展」(三島市民文化会館 / 静岡)、 2022年「Art Nagoya」(愛知) などグループ展やアートフェアに多数参加。