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キャンバスや和紙に墨や岩絵具、クレヨン、アクリルなど様々な素材を用い、ジャンルを超えて描いてきた美術家・堀浩哉。
その絵画は、時代ごとにテーマやコンポジション、色彩は変わっても、「線」の力強さやしなやかさはいつも画面を豊かに構成してきた。
それは「堀浩哉+堀えりぜ」のユニットによるパフォーマンスにもみられる身体性を含んだ独自の描きによるものと言える。

パンデミックにより外出自粛が続く今、堀はアトリエの中で過去の作品と向き合う中で、これまで何度も描いてきた線を引いた時の「触覚」が、古傷のように身体に蘇ってきたという。フィジカルから遠く離れた今だからこそ、本展を通して「触覚」に焦がれる感覚をぜひ身体に取り戻してほしい。

なお、神楽坂の√K Contemporaryでは、初期から近作によって構成される「堀浩哉 回顧展」(2月13日〜 36)、及びインスタレーション「堀浩哉+堀えりぜ 記憶するためにーわたしはだれ?」(√K Contemporary地下「Space K」、2月13326日)が同時開催される。

◆作家よりメッセージ

コロナ禍の自粛と自問の日々の中で、自分に残された時間の限りをも意識しつつ、作業場と倉庫を見渡し始めた。
大量の「もの」たち。作品や作品未満のこの「もの」たちの末路は、結局は資本制下の「生産」システムからはみ出した不用なものとして捨てさられるしかないのか、という思いにかられながら。
しかし改めてそのいくつかを、対峙するようにして見直していくと、そこで蘇ってきたのは「生産」された「もの」という物質性を超えて、ぼくが膨大な量の「線」を刻み続けてきた、その「時間」の「記憶」だった。
例えば、こんな言葉を付して制作した 300 点を超えるドローイングのシリーズを見直している時にー「ドローイングの線は、身体の記憶だ。
その線が、記憶が、どんどん分節化してくる。記憶の中の無数の傷のように、傷が線として刻まれる。(略)すでに総体としての世界は消されてしまった。
ぼくらはその断念の内側で生きている。けれども、ぼく(ら)は世界への欲望を捨て去ることはできない。
一気には観えない総体への欲望は、だから無限に分節化していく。
分節化こそが、世界への、そして絵画への欲望の証のように」(2005 年「水面に照らし返された世界(の傷)」シリーズ)その「傷」でもある「線」を刻む(ように描いた)際の、深層に強く残っている「触覚」そのものが、ありありと蘇ってきたのだ。
そうだ、ぼくはここから来て、今なおここにいる。
自粛という期間は、そんな自己確認の機会でもあった。この確かな「触覚」を手がかりに「線」と「触れ」ながら、しかし本格的な分断の時代の今だからこそ、「線」が分節化の先でもう一度、「繋がる」空間に向かおう。

◆堀浩哉展「触れながら開いて」開催概要
開催日:2021年2月24日(水)~3月27日(土)※予約制

時間:12:00~18:00
休廊日:毎週日曜日、月曜日、祝日
住所:東京都新宿区市谷田町 3-13 神楽ビル 2F ミヅマアートギャラリー

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