文＝ONBEAT編集部、写真＝Tokyo Gendai公式、ONBEAT編集部

明日、9月11日（木）より、パシフィコ横浜にて国際アートフェア「Tokyo Gendai」がついに開幕。世界16カ国から約70のアートギャラリーが集結し、世界水準の現代アート作品が展示・販売される本フェアは、今週末9月14日（日）まで開催します。芸術の秋の到来を告げるにふさわしい、アートの祭典の様子をレポートします。

世界を牽引するギャラリーが集結

「Tokyo Gendai」は、今年で第3回目を迎えます。世界のアートシーンを牽引する66のギャラリーが参加し、国際的に著名なアーティストから最前線で活躍する若手アーティストまで、幅広いコンテンポラリーアート作品が紹介されています。フェアは「Galleries」「Hana ‘Flower’」「Eda ‘Branch’」の3つの主要セクターに分かれており、それぞれ異なるコンセプトで作品が展示されています。

• Galleries: 出展ギャラリーを代表する複数のアーティストの作品を展示するセクターです。
• Hana ‘Flower’: 若手から中堅アーティストによる作品展示に焦点を当てています。
• Eda ‘Branch’: 特にアジア地域における、有名アーティストや歴史的に重要なアーティストの個展やグループ展に特化したセクターです。

注目すべき特別プログラム

「Tokyo Gendai」の魅力は、作品展示だけにとどまりません。来場者が現代アートを多角的に楽しめるよう、様々なプログラムが用意されています。

Sato ‘Meadow’

昨年のおよそ2倍となる12のギャラリーによる、大型インスタレーションが会場を彩ります ¹³。特に注目したいのは、フランスの著名なコンセプチュアル・アーティスト、ベルナール・ヴェネによるパフォーマンス作品「The Steel Bar and the Pictorial Memory of the Gesture」です。線や素材、形態や力といったダイナミズムを探求するこの作品は、会場の壁面を舞台に創出され、訪れる人々に新たな視点を提供してくれます。

Hana Artist Award

「Hana ‘Flower’」セクターに参加する優れた若手・中堅アーティストを支援するため、「Hana Artist Award」が新設されました ¹⁶。受賞者には賞金約150万円（10,000USドル）が授与され ¹⁷、本日行われた授賞式で発表されました。

Art Talks

アート業界のリーダーたちが一堂に会し、アート界の潮流やトレンドについて議論するトークセッションも必見です。全8セッションのパネル形式で専門的な知見を共有し、アート業界の最新テーマへの理解を深める機会を提供します。

開催概要

開催日時	2025年9月12日(金)～14日(日)
開催場所	横浜国際平和会議場 (パシフィコ横浜) 展示ホールC/D
チケット	通常チケット: 大人4,500円、学生・障がいのある方 2,700円 ※小学生以下は無料
公式サイト	https://tokyogendai.com/

世界のアートシーンの「今」を感じられる貴重な機会です。ぜひこの週末、パシフィコ横浜に足を運んでみてはいかがでしょうか。