2022年4月2日(土)~2022年6月26日(日)、富士川クラフトパーク内 富士川・切り絵の森美術館にて、現代切り絵作家二人展 仲順れい×下村優介「静々動々」が開催中!

本展のテーマは「静」と「動」。
女性や動植物を用いて死生観・精神性など人の内面を表現する仲順れいを「静」、動植物の躍動感や旅先での経験の一瞬一瞬を切り抜き生命力を表現する下村優介を「動」とした二人展。

また、もう一つの対比「光」と「影」もテーマとしており、切り絵にしかできない影絵は、光により作品本体とはまた違った造形美を見せてくれる。

「静」と「動」は相反している状態に見えるが、どちらの作品も無意識のうちに両方の性質を含んでおり、「静」の中に在る「動」、「動」の中に在る「静」を感じ取ることができる。

仲順れいの額装大型作品、下村優介の230羽の鳩の切り絵インスタレーション作品をはじめとする70を超える圧巻の作品群は、本展覧会でのみ堪能できる。

【仲順れい】
1983年兵庫県生まれ。
宝塚造形芸術大学ビジュアル&アドバタイジング学科在学中より独学で切絵を始める。
会社員を経て約1年間英ロンドンに短期留学。
主に関西圏のアートイベント、グループ展、個展に出展し、2016年に当美術館主催の切り絵トリエンナーレにて審査委員長賞を受賞。
描くことと自らの世界観に重点を置き、切っているという行為を忘れさせつつもそれを認識できる作品創りをしている。

▼制作コンセプト
女性は感情的で不安定である。
なぜなら女性は男性よりも『時間』に密接してるからなのではないかと考え、ゆえに女性は”生々しい”と私は思う。
私は自身の時間の中で経験したもの、己の不安定な精神性、死生観をテーマとしている。
また、今ここに居る私は糸が凝縮されたような個体にただ意識が入ったものと感じ密度の高い線画を切絵に用いている。
切り絵だけど切り絵に見えない、それでも切り絵にしか出来ない作品を意識して制作している。

【下村優介】
1988年大阪生まれ。
学生時代はラグビー選手として10年間を過ごした後ラーメン屋を経て、2012年より完全独学で切り絵を始める。
自身の手描きの線を最大限に活かした細密なだけではない生命感のある作品を切り出している。
今までに見たことのないオリジナルな切り絵を求め、制作に取り組んでいる。
2014年からは、海外にも活動範囲を拡げ、パリで開催されたアートフェアには2016年まで三年連続出展をした。
また、アメリカ・スペイン。ニュージーランドなどの地に直接足を運び、現地にて切り絵教室を開催する活動も行っている。
2019年にはパリで個展を開催する。

▼制作コンセプト
切ることは整えること。
そして空間を作ること。
テクノロジーの進歩は人間の価値観を揺るがし、日々デジタル化へ目まぐるしく変化する中、我々は生きている。
そんなさなかに私は手作業の可能性と価値観を切り絵に感じ、その表現を模索している。
温度と動きを持たせた、エネルギッシュな躍動感を自身の作品へ求め、また切り絵特有の影を活かすことにより、空間としての切り絵表現を私は目指している。
静のアートから動のアートへ、それこそ私が切り絵に求める今までにない概念である。

開催概要

開催日:2022年4月2日(土)~2022年6月26日(日)
時間:9:30~17:30 ※入館は閉館30分前まで
休館日:毎週水曜日
会場:富士川クラフトパーク内 富士川・切り絵の森美術館
住所:山梨県南巨摩郡身延町下山1597
入館料:一般700円 小中学生300円

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