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2022年5月20日(金)~2022年5月29日(日)、東京藝術大学芸術情報センターにて、オープンラボ2022「擬風景展」が開催中!

 

東京藝術大学芸術情報センター(AMC: Art Media Center)は、2000年に設立された情報処理センターから数え22年目となりました。この間、情報ネットワークに関する社会状況は劇的に変化し、本学における情報の管理・運用、中でもセキュリティに関する高度な知識が要求されるようになってきています。また2020年度からは新型コロナの影響で始まった授業の全面オンライン化の推進や、インターネット上での情報発信の取り組みとして始めた東京藝大デジタルツインにおいても、AMCがその中心的な役割を継承していくことになります。
AMCとしては3年ぶりとなる本展覧会では「擬風景」という造語を手がかりに「擬(モドキ)」という創作手法とそれによって生み出される風景=擬風景のあり様を展示し、技術と芸術との関係性について新たな視座を得ることを目的としています。
擬は一般に「にせもの」と訳されることが多いですが、芸術史においては「見立て」などの手法に訳され、参照物との差をあえて積極的に編集し表現として昇華させるものとして扱われてきました。
この意での擬の過程には擬主による独創性が隠されており、手持ちの技術や哲学をブリコラージュして擬似的なものを表象する行為のクリエイティビティが本展覧会で取り上げるテーマとなります。
AMCでは、本センターが有するラボ施設を中心に、情報メディアに関するさまざまな技術をアーティストや研究者と共有してきましたが、技術の発展に伴って擬のあり様は大きく変容しています。特に近年ではメタヴァースやデジタルツインなどの概念が台頭し、仮想と現実が融け合い、世界は単なるフェイクとオリジナルの二項対立では記述不可能になってきています。このようにオリジナルというものの所在が曖昧な世界において、擬は何を模し、どのような創造的手法となり得るのでしょうか。
本展覧会では、この擬というスタンスを切り口に、当センターでの実践やゆかりのアーティストの作品/その手法を紹介し、ゲストを招いた対談イベント等で議論を深めることによって、これからの時代において擬がひらく新たな創造の可能性を展望していきたいと考えています。

―亀川 徹(芸術情報センター長)

《かつて風景の一部だったもに、風景をプリントする。》
岩崎広大

《織折》
布谷麻衣

《Waves Etude 2020-2022》
古澤 龍

《Layer of Air(Shuffled)》
沼倉真理

《Transpective – 越景》
積彩

《Peacock ripples》
積彩

《landscape#01~#04》
浦川大志

《touten Ⅰ》
江崎文武

開催概要

開催日:2022年5月20日(金)~2022年5月29日(日)
時間:10:00~18:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:なし
会場:東京藝術大学大学美術館 陳列館1、2階
住所:東京都台東区上野公園12-8
入館料:無料

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