・サイズ 26.0×23.0×23.0cm
・素材 大理石
・制作年 2019
・価格 ¥1,000,000+tax
パリのルーブル美術館にあるエーゲ海の島から発見された大理石彫刻サモトラケのニケをモチーフにした作品。
実物の素材が大理石である彫刻を、もし発泡スチロールで作った場合のイメージしたフォルム。
石とは真逆の性質である発泡スチロールで出来ているかのように見えるが、やはり同じエーゲ海の島から伐り出された大理石で制作した。
“目に見える物質的存在は 実体なのか無実体(仮象)なのかー。”
そんな問いから生まれた「仮象と錯覚」というコンセプトをもとに、「 KASHOUMON 」シリーズを制作している。
硬く重い「石」という天然素材を用いているにも関わらず、まるで柔らかく軽い人工素材の「発泡スチロール」で作られているようにも見える。
つまり、人間の脳裏にある視覚的、触感的、重力的な固定概念をくつがえすような視覚効果を利用した超写実的な具象彫刻なのである。
「彫る」という行為のみで制作し、「物質と物質の対峙」を表現する本シリーズは、石という素材で表現できる限界への挑戦であり、また石の神に対する反骨精神の極みでもある。
ー浅香弘能
浅香弘能
1977年大阪府生まれ。
京都造形芸術大学(現: 京都芸術大学)卒業。
2009年、2012年、2017年、2020年高島屋巡回展(東京、大阪)、2014年靖山画廊(東京)、 2015年伊勢丹新宿店(東京)など個展多数。
2016年「Collect 」(Micheko Gallery / ドイツ)、2019年「VOLTA Basel」(スイス)、 「PULSE Art Fair」(マイアミ)、「Art Central」(香港)、「ブレイク前夜展」(六本木ヒルズ A/D ギャラリー/ 東京)などグループ展やアートフェアに多数参加。
大阪市、銀座英國屋 (東京)、大原山神社(福岡)に作品収藏。
Born in Osaka in 1977.
Graduated from Kyoto University of the Arts.
Solo exhibitions: 2009, 2012, 2017, 2020 at Takashimaya Tokyo and Osaka; 2014 Seizan Gallery (Tokyo); 2015 Isetan Shinjuku Store (Tokyo).
Group exhibitions & Art Fairs: 2016 “Collect” Micheko Gallery (Gerinany); 2019 “VOLTA Basel” Swiss; “PULSE Art Fair” Miami; “Art Central” Hong Kong; “Breakzenya Exhibition” Roppongi Hills A/D Gallery (Tokyo).
Collections: Osaka City; Ginza Eikokuya (Tokyo); Oobaruyama temple (Fukuoka).
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作品