・サイズ 41.0 × 31.8cm
・素材  白麻紙、アクリル、岩絵具
・制作年 2022
・価格  ¥168,000+tax

薄く冷たい霧の中、かすかに耳に聴こえてくる唄によってツノが伸びていくのを想像して制作していました。
ツノは木の枝をベースにして、まるで霧のように立ち上っていくような形になるように描きました。

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日常には多種多様な形が溢れていて面白い。
絵を描いていると、当たり前すぎて気付かなかった面白い部分が垣間見えるときがある。
いつも使う縁の欠けたコップ。
ちょっとゆがんだクッション。机の上に散らばった紙と鉛筆。
単純な形でも、それらは私の作品の中で鮮やかな装飾となる。
よくよく見ると何気なく見ていたいつもの日々は、絵を通すとまるで万華鏡のようにさまざまな形に変化する。
私はそれがとても楽しく、いとおしく思うのだ。
何者にも縛られず、まるで水の中を漂い泳ぐように自由な絵を描きたい。
つかみどころがなく、光を受けてさまざまな色に輝く水のような作品を作りたい。

ー中島華映

It is interesting that everyday life is filled with various forms.
When I paint, I sometimes catch a glimpse of something interesting that I had not noticed before because it is so obvious.
A cup with a chipped rim that is always in use.
A slightly warped cushion.
Scattered papers and pencils on the desk.
Even simple shapes become vivid decorations in my work.
When I look closely at the everyday things to paint, they are transformed into various shapes like a kaleidoscope.
I find this very enjoyable and I love it.
I want to paint freely, as if I were drifting and swimming in the water, unbound by anything.
I want to create works like water, which is elusive and shines in various colors as it catches the light.

ーHanae NAKAJIMA

中島華映

1997年東京都生まれ。
2019年学習院女子大学国際文化交流学部卒業。
2019年「浮游する夢」(一兎庵 / 東京)、 2021年「Hanae vs 華映」(一兎庵 / 東京)、 2022年「Black Hanae」(一兎庵 / 東京)など個展多数。
2019年「ニュースペース移転記念展」 (清アートスペース / 東京)、「アートフェア東京」、 2021年「『美人画づくし 参』刊行記念展」(秋華洞 / 東京)、 2022年「フラワー&フィーメイル-咲き誇る美-」 (東武百貨店 池袋店 / 東京)、「Whatz Art Fair」(台湾) などグループ展やアートフェアに多数参加。

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