服飾デザイナー 廣川玉枝
MoMAにも永久収蔵され、世界のセレブが愛用する「スキンシリーズ」をはじめ、「皮膚」の概念を拡張し続ける廣川。
そんな廣川が大分県別府市で新しい芸術祭『廣川玉枝 in BEPPU』をデザインする中で発見した「懐かしい未来」とは。ジャーナリスト林信行を聞き手に、その幅広いクリエイティブ活動に通底する考えや創作秘話を語る。
映画監督 河瀨直美
東京五輪公式記録映画『東京2020オリンピックSIDE:A/SIDE:B』で総監督を務め、公開を目前に控える河瀨。
そんな河瀨が、自身の生い立ちや創作の原点、独自の撮影スタイル、創作をする中での葛藤など、デビュー作『につつまれて』から最新作までの歩みを語り尽くす。
建築家 石上純也
空がのぞく天井に覆われた巨大な《KAIT広場》や洞窟のようなレストラン《House & Restaurant》、「HOKUTO ART PROGRAM」で完成と同時に溶けて消え話題になった氷の建築《ソラトツチニキエル》など、「建築」を形式的な形から解き放ち、その言葉の定義を広げ続ける石上。
どこかポエジーを漂わせ、アート好きな人を惹きつける石上作品の魅力をジャーナリスト林信行がひもとく。
現代美術家 柳幸典
瀬戸内国際芸術祭などで多くの人が訪れる犬島精錬所美術館をはじめ、強い社会性とユーモアを兼ね備えた作品群によって、世界的に高く評価されている柳。
その挑発的な表現は時に物議の的となってきた。そんな柳の芸術家としての原点から現在に至るまでの創作活動を、柳の活動拠点「アートベース百島 」で振り返る。
メディアアーティスト 落合陽一
落合の世界を、本人の言葉と写真で紐解く連載第六回は、「日中韓芸術祭2021」(北九州市立美術館 / 福岡)、「ガンダムR(リサイクル)作戦FINAL2021」、京都醍醐寺で「大阪・関西万博」に向けたキックオフ企画として開催された展覧会、「Study: 大阪関西国際芸術祭」と、昨年末から今年にかけて日本全国を舞台に作品発表を続けた落合が、襤褸、ガンプラ、醍醐寺、民藝、NFTなどをキーワードに自身の創作活動を語る。
キュレーター 長谷川祐子
長谷川が、アートを切り口に複合的なトピックを掘り下げる連載。
第四回は、武士の防具であるとともにその美学が意匠に込められた日本の甲冑の存在やパフォーマンス性を更新すべく、金沢21世紀美術館で開催中の「甲冑の解剖術―意匠と エンジニアリングの美学」の見どころを、キュレーションを手掛けた長谷川自身が解説する。
現代アートコレクター 高橋龍太郎
草間彌生、村上隆、奈良美智らの、後に代表作となる貴重な初期作品などをコレクションする世界的な現代アートコレクターで精神科医の高橋龍太郎。そんな高橋が自身のコレクションの逸品について語る連載第六回は、日本現代アート界の鬼才で「社会的善よりも芸術的不真面目さ」を取るという会田誠の世界を紹介する。
【新連載】美術ジャーナリスト 鈴木芳雄
“新しき知遇を得て、古きを温ねる”。鈴木が、現代の美術作品をもとに、その作品に直接・間接的に影響を与えたであろう、あるいは見る側の連想をかき立てる過去の美術作品を辿り比較検証する新連載。第一回は、国立新美術館での展覧会も記憶に新しいダミアン・ハーストの「桜」を題材に、サントリー美術館「歌枕 あなたの知らない心の風景」展で展示予定の《吉野龍田図屏風》(根津美術館蔵)を紹介する。
【新連載】メディア美学者 武邑光裕
「武邑塾」を主宰し、これまで多くのイノベーターたちを輩出してきたメディア美学者・武邑光裕による新連載。
第一回は世界的に拡大する「クリエイターエコノミー」や「メタバース」を切り口に、世界の情報を読み解き続けてきた武邑ならではの視点で「新世界」を語る。
映画美術監督 赤塚佳仁
『ワイルドスピード』『キルビル』など著名なハリウッド映画作品の美術にも携わり、現在は台湾や中国などで活躍する映画美術監督・赤塚佳仁が、日本映画界注目の美術監督たちの仕事に迫る連載。
第二回は『大奥』や『海難1890』の美術を手掛けた映画美術監督・花谷秀文の役者が“役に入り込める美術”と登場人物の“キャラクターが観える美術”、また日本の映画美術の未来について語る 。
【新連載】Visiting ART COLLECTORS 第一回:中尾浩治
注目のアートコレクターたちに話を聞く連載第一回は、医療機器メーカー・テルモの元会長で、アートコレクターの中尾浩治にインタビュー。柳幸典をはじめ、石内都やO Jun、梅沢和木など自身のコレクションを展示するGallery Cafe ULTRA(広島県尾道市)で、コレクションの方向性や、「表現の自由」を巡る問題、日本人が価値を見出すべきものなどについて語る。
【ONBEAT PICKS】藤元明
エネルギーをテーマにアート活動をする社会派アーティスト藤元明。
「東京2020オリンピック」開催のその先の日本の在り方を示そうと始めたアートプロジェクト「2021」を中心に、海岸に放置された「海ごみ」を用いた作品や広島の原爆の記憶の継承のために取り組んでいるプロジェクトなど、藤元が手掛ける作品やプロジェクトの真意に迫る。
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