2023年12月15日(金)~2024年3月10日(日)まで、SusHi Tech Squareにて「都市にひそむミエナイモノ展 Invisibles in the Neo City」開催中!

私たちの都市生活には、多様な “ミエナイモノ” がひそんでいる。人々が都市に抱く、記憶や愛着、気配。VR や AI などテクノロジーの進化がもたらした、さまざまな技術。本展では、これらを “ミエナイモノ” と定義し、8組の若手アーティストによるメディアアートの展示や、都市生活を支える隠れた技術の紹介を通じて “ミエナイモノ” を可視化することで、未来の都市生活を想像するヒントを提供する。

メディアアートを鑑賞・体験することで、未来の東京についてみんなで考えるきっかけをつくることがこの展示シリーズを通じた目的だ。会期中には作品鑑賞ガイドツアーを毎日実施する他、週末には作品に関連したワークショップやイベントを多数開催し、来場者に主体的な想像や思考を促す。
今年8月~11月に開催し好評を博した第1期「わたしのからだは心になる?」展では私たちにとって最も身近な「身体」をテーマにしたが、第2期では「都市」をテーマに、より「体験」していただける展示を展開する。

まちなかのなんの変哲もない景色が、ある人にとっては愛する物語の「聖地」になる。多くの人が行き交う都市には、人の数だけ異なる景色が存在します。もちろん、都市にいるのは人だけではありません。虫、植物、AI、ロボットーーそれぞれの目から見つめる都市の姿は、どんな風にうつるのでしょう?

自分だけが感じる愛着、何かがいそうな気配、ふと発見した小さなできごと。本展では、都市のなかで目には見えないものが喚起される現象に着目し、8組のアーティストによる、“ミエナイモノ“たちが未来の都市への想像をかきたてる作品を展開。そこでは、AIや人工生命の目から見た景色や、100年後の人類が暮らす都市の姿が登場します。

あなたも、自分だけのミエナイモノを発見してみませんか?

本展キュレーター・塚田有那

展覧会シリーズについて

環境、防災、経済まで、これからの都市はあらゆる不確かさを抱え、一歩先の未来を予測するのも難しい時代がやってきている。そんな次世代の都市に向けて、東京が世界に発信するコンセプトが “Sustainable High City Tech Tokyo = SusHi Tech Tokyo” だ。このコンセプトをひも解き、未来の価値を共に創造していく場として、展覧会シリーズ「PASs(Playground for Alternative Seeds)=新たな種を育む思考の遊び場」が誕生した。ここは、アートとテクノロジーを触媒に、常識や固定観念をくつがえす新鮮な視点を一人ひとりが発見し、日々の生活や思考を自由にする創発拠点。この場で感じた疑問や思考が、未来の「種」となって世界各地に広がり、社会のなかで萌芽することを目指す。

みどころ・ポイント

アートを触媒に、日々の生活・思考を自由にする空間

展覧会には、これからが期待される8組のメディアアートやテクノロジーが集結。
東京の未来を誰もが楽しく想像できる工夫がたくさんある。

1. 思考の遊び場 プレイグラウンド

会場にはプレイグラウンドと呼ばれる自由空間がある。休憩するのも作品の感想をお話しするのも、仕事や勉強をするのもここでは自由。作品鑑賞で浮かんだたくさんの””はてな””を生活とその未来に結びつける余白となる。多彩なイベントも開催予定だ。

2. 解釈を楽しむ アートコミュニケーター

会場には、鑑賞者の解釈や理解を助けるアートコミュニケーターが常駐。「アートは難しい」という人にも、話しながら感想や印象を引き出す。わからないことがあったら尋ねてみよう。コミュニケーターによる、予約不要の鑑賞ツアーも毎日行われる。

3. 未来を言葉に ボイスウォール

プレイグラウンドには、未来に対する鑑賞者一人ひとりのイメージを書いて貼ってもらうボイスウォールがある。展示を体験したあとに、ぜひ会場の問いかけに答えてみていただきたい。「わたしの未来はどうなるのか?」を考えて行動する、はじめの一歩となる。

「都市にひそむミエナイモノ展」の歩き方

1. クリエイターたちの作品から、未来の都市の姿を想像する
クリエイターたちの作品を鑑賞したり体感したりすることで、新たな視点と自由な発想が生まれる。未来の都市について、想像をふくらませよう。

2. 赤いスカーフと缶バッチを着けたアートコミュニケーターと話してみる
会場には、来場者のさまざまな疑問を一緒に考えるアートコミュニケーターが常駐。コミュニケーターとの会話から、発見があるかもしれない。

3. スタンプラリー「東京のミエナイモノ」に参加する
私たちの日常生活の中には、未来につながるテクノロジーやアイデアがいっぱい。自分自身の身近な場所に、未来を考えるヒントを探してみよう。

4. だれでも自由に過ごせるプレイグラウンド
プレイグラウンドは、休憩しても、作品の感想を話し合っても、仕事や勉強をしてもOK。あなたの日常とSusHi Tech Squareでの体験をゆるやかにつなぐ空間だ。

5. 人の数だけ答えがある 来場者の声を集めたボイスウォール
展覧会を通じて、あなたはどんなミエナイモノを見つけることができただろうか。壁の問いかけに、あなたのコトバで応えてみよう。他の人はどんなミエナイモノを見つけただろう。

イベント・ツアー

▼金曜夜の哲学カフェ

毎週金曜日 19:00~20:30
※1/12(金)、2/2(金)、2/22(木・祝)は、鑑賞ツアー(18:30〜)とコラボした特別版

アート鑑賞の後は、ほかの誰かと感じたことを話してみたくなる。そんな気持ちに応える哲学カフェ。いつもより少しだけ深い話をしてみよう。哲学カフェオープン時間中は、いつでも好きな時間にふらっと立ち寄れる。

▼展示鑑賞ツアー(ビジネスパーソン向け/ファミリー向け)

平日 18:30~19:00
土休日 13:30~14:00

アートコミュニケーターによる展示作品の解説や会場の楽しみ方を紹介する鑑賞ツアーを毎日実施。

▼佐藤朋子ワークショップ 哲学カフェ#5 ~オバケ東京研究会に参加してみよう!~

「都市にひそむミエナイモノ」展示作品である『オバケ東京のためのインデックス』を鑑賞した後、クリエイターの佐藤朋子と哲学者の山森裕毅氏とともに、感想や疑問を話し合う。
芸術家・岡本太郎が1960年代に公表した都市論「オバケ東京」。ここでいう「オバケ」とは、幽霊や妖怪の類ではなく、あるものごとを反対の角度から見つめたときに沸き立つ想像力のことだ。「オバケ東京」の視点をきっかけとして都市を違った視点で考え、東京にまだまだひそむミエナイモノを発見してみよう。

開催日時:12月23日(土)13:30~16:00
※『オバケ東京のためのインデックス』を鑑賞済みの方は、14:30から参加。
開催場所:SusHi Tech Square 1F プレイグラウンド内(「都市にひそむミエナイモノ展」展示会場)
プログラム:『オバケ東京のためのインデックス』鑑賞(55分)哲学カフェ(90分)
参加対象:特になし
※小学生の方は保護者の同伴。
定員:10名
※事前申込み制、参加上限に達し次第申込み受付は終了。
参加費:無料 ※全席自由席のご案内。
進行役:佐藤朋子、山森裕毅(哲学者)

佐藤朋子
1990年生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。
自身の身体を用いた広範囲な調査をもとに物語を構築し、レクチャーの形式を用いた「語り」の芸術実践を行う。
近年のプロジェクトに『往復朗読』『オバケ東京のためのインデックス』など。

山森裕毅
哲学者。専門に研究しているのはフランスの精神分析家フェリックス・ガタリが考案した謎の治療実践である「スキゾ分析」。それに関連して記号論やメンタルヘルスにも関心がある。
人生のほとんどを関西で過ごしてきたが、2022年より横浜に移住し、現在は黄金町駅近辺で哲学と対話を学ぶ私塾「滴塾 第二学舎」を運営中。

▼哲学カフェ#6 長夜の特別編​ 〜あなたの「聖地」はどこ?~

車窓から見える電線や屋根の上に忍者を走らせたり、学校の貯水塔が噂を聞いたとたんに不気味に見えたり…
退屈な日常の風景も、想像を重ね合わせることで、まったく違うものに変わってしまうという経験、ないだろうか。

今回のテーマは、「あなたの『聖地』はどこ?」
「聖地」というのは、知らない人にはなんでもない風景の一部かもしれないけれど、そこでかつて起こったこと、そこにいた誰か、そこで繰り広げられた物語を知っている人にとっては、かけがえのない特別な場所のこと。
東京のいろんな片隅に宿る、小さいけど特別な記憶や物語を、聞きに来てみていただきたい。

【哲学カフェとは?】
この展覧会では、アート作品がいろんなことを見る人に問いかけてくる。
その問いを受け止めながら、参加者同士、お互いの話にゆっくり耳を傾ける活動だ。
たくさん話しても大丈夫、聞いているだけでも大丈夫。
進行役が対話をサポートし、少しずつ考えを深めていく。

開催日時:1月12日(金)18:30~20:30
開催場所:SusHi Tech Square 1F プレイグラウンド内(「都市にひそむミエナイモノ展」展示会場)
プログラム:18:30~19:00 アート鑑賞ツアー / 19:00~20:30 哲学の時間
※イベント時間内であれば、途中参加可
参加対象:どなたでも参加可
参加費:無料
進行役:立田由紀恵(東京大学)、日野慧運(武蔵野大学)、神戸和佳子(長野県立大学)
申込み:申込フォームから事前に申込み
備考:好きな飲み物を持参

▼Tomo Kiharaトークショー ~自動運転と都市について(仮)~

トークテーマ:自動運転と都市について(仮)
開催日時:
1月27日(土)14:30~16:00
開催場所:SusHi Tech Square 1F プレイグラウンド内 (「都市にひそむミエナイモノ展」展示会場)
プログラム:詳細は後日発表
参加対象:どなたでも参加可
参加費:無料
登壇者:木原共(本展覧会クリエイーター)、堀江信彦、塚田有那(本展覧会キュレータ―)

▼菅野創+加藤明洋+綿貫岳海ワークショップ

ジオラマ上で架空の都市開発を行ったり、天変地異などを起こし、かぞくっちの生活環境を改変。結果的に人口や出生率に変化が現れる。果たして想像通りの変化をするのだろうか?ワークショップ参加者は全員で相談しながら、未来への影響を考慮しながら環境改変を行う。

開催日時:1月28日(日)14:30~16:00
開催場所:SusHi Tech Square 1F プレイグラウンド内(「都市にひそむミエナイモノ展」展示会場)
プログラム:詳細は後日発表
参加対象:特になし ※小学生の方は保護者の同伴
定員:6名 ※事前申込み制、参加上限に達し次第申込み受付は終了
参加費:無料
進行役:菅野創(本展覧会クリエイター)、加藤明洋(本展覧会クリエイター)、綿貫岳海(本展覧会クリエイター)

▼哲学カフェ#7 長夜の特別編 〜都市での生活の余白(仮)~

【哲学カフェとは?】
この展覧会では、アート作品がいろんなことを見る人に問いかけてくる。
その問いを受け止めて、参加者同士で、お互いの話にゆっくり耳を傾ける活動だ。
たくさん話しても大丈夫、聞いているだけでも大丈夫。
進行役が対話をサポートし、少しずつ考えを深めていく。

開催日時:2月2日(金)18:30~20:30
開催場所:SusHi Tech Square 1F プレイグラウンド内(「都市にひそむミエナイモノ展」展示会場)
プログラム:18:30~19:00 アート鑑賞ツアー / 19:00~20:30 哲学の時間
※イベント時間内であれば、途中参加可
参加対象:どなたでも参加可
参加費:無料
進行役:山本和則(余白製作所)、神戸和佳子(長野県立大学)
申込み:申込フォームから事前に申込み
備考:好きな飲み物を持参

▼平野真美ワークショップ

開催日時:2月3日(土)13:00~14:00​
開催場所:SusHi Tech Square 1F プレイグラウンド内(「都市にひそむミエナイモノ展」展示会場)
プログラム:詳細は後日発表
参加対象:小学生(対象年齢:6歳~12歳程度)​
※保護者の同伴。未就学児の参加はご遠慮いただいております。​
定員:15名 ※事前申込み制、参加上限に達し次第申込み受付は終了します。
参加費:無料

▼島田清夏ワークショップ

開催日時:2月3日(土)15:30~17:00​
開催場所:SusHi Tech Square 1F プレイグラウンド内(「都市にひそむミエナイモノ展」展示会場)
プログラム:詳細は後日発表
参加対象:特になし​ ※小学生の方は保護者の同伴
定員:10名 ※事前申込み制、参加上限に達し次第申込み受付は終了
参加費:無料

▼長谷川愛ワークショップ

開催日時:2月4日(日)14:30~16:00​
開催場所:SusHi Tech Square 1F プレイグラウンド内(「都市にひそむミエナイモノ展」展示会場)
プログラム:詳細は後日発表
参加対象:特になし​ ※小学生の方は保護者の同伴​
定員:15名 ※事前申込み制、参加上限に達し次第申込み受付は終了
参加費:無料

▼gluonトークショー~データアーカイブのアートへの活用について~

トークテーマ:データアーカイブのアートへの活用について(仮)
開催日時:
2月10日(土)14:30~16:00 (仮)
開催場所:SusHi Tech Square 1F プレイグラウンド内(「都市にひそむミエナイモノ展」展示会場)
プログラム:詳細は後日発表
参加対象:特になし​ ※小学生の方は保護者の同伴
定員:50名 ※事前申込み制、参加上限に達し次第申込み受付は終了
参加費:無料
登壇者:瀬賀未久(本展覧会クリエイター)、豊田啓介(本展覧会クリエイター)、田尾圭一郎(本展覧会クリエイティブディレクター)

▼gluonワークショップ~データアーカイブのアートへの活用について~

開催日時:2月10日(土)13:00~14:00(仮)
開催場所:SusHi Tech Square 1F プレイグラウンド内(「都市にひそむミエナイモノ展」展示会場)
プログラム:詳細は後日発表
参加対象:特になし​ ※小学生の方は保護者の同伴
定員:5名 ※事前申込み制、参加上限に達し次第申込み受付は終了
参加費:無料
登壇者:瀬賀未久(本展覧会クリエイター)

▼哲学カフェ#8 長夜の特別編 〜都市とメディア(仮)~

【哲学カフェとは?】
この展覧会では、アート作品がいろんなことを見る人に問いかけてくる。
その問いを受け止めて、参加者同士で、お互いの話にゆっくり耳を傾ける活動だ。
たくさん話しても大丈夫、聞いているだけでも大丈夫。
進行役が対話をサポートし、少しずつ考えを深めていく。

開催日時:2月22日(木)18:30~20:30
開催場所:SusHi Tech Square 1F プレイグラウンド内(「都市にひそむミエナイモノ展」展示会場)
プログラム:18:30~19:00 アート鑑賞ツアー / 19:00~20:30 哲学の時間
※イベント時間内であれば、途中参加可
参加対象:どなたでも参加可
参加費:無料
進行役:中村督(北海道大学)、神戸和佳子(長野県立大学)
申込み:申込フォームから事前に申込み
備考:好きな飲み物を持参

▼人工生命家族「かぞくっち」31世帯の88日間を振り返る 〜彼らは環境からどんな影響を受けたのか?〜

かぞくっち環境の個体数・出生率・行動の傾向やタイムラプスなど、あらゆる変化を記録したビジュアライザを見返しながら、展覧会期間88日間の31世帯のかぞくっち達の歴史を振り返る。
環境改変ワークショップの前後の変化の様子を見ながら、環境が与えた影響を、生態学・環境科学の専門の伊勢武史さんをゲストに迎え、一緒に分析していく。

開催日時:2月24日(土)14:30~16:00
開催場所:SusHi Tech Square 1F プレイグラウンド内(「都市にひそむミエナイモノ展」展示会場)
プログラム:詳細は後日発表
参加対象:特になし​
※小学生の方は保護者の同伴
定員:50名
※事前申込み制、参加上限に達し次第申込み受付は終了
参加費:無料
出演者:菅野創(本展覧会クリエイター)、加藤明洋(本展覧会クリエイター)、綿貫岳海(本展覧会クリエイター)、伊勢武史(京都大学 フィールド科学教育研究センター 准教授)、塚田有那(本展覧会クリエイティブディレクター)

▼Qosmoトークショー ~AIとメディアアートのこれから~

トークテーマ:AIとメディアアートのこれから(仮)
開催日時:3月9日(土)14:30~15:30
開催場所:SusHi Tech Square 1F プレイグラウンド内(「都市にひそむミエナイモノ展」展示会場)
参加対象:特になし​ ※小学生の方は保護者の同伴
定員:50名 ※事前申込み制、参加上限に達し次第申込み受付は終了
参加費:無料
出演者:徳井直生(本展覧会クリエイター)、中嶋亮介(本展覧会クリエイター)、市原えつこ(アーティスト、妄想インベンター)、田尾圭一郎(展覧会クリエイティブディレクター)

開催概要

会期:2023年12月15日(金)~2024年3月10日(日)
開館時間:平日 11:00~21:00(最終⼊場 20:30)/⼟休日 10:00~19:00(最終⼊場 18:30)
休館日:月曜日(ただし 1月8日、2月12日は開場)、1月9日、1月24日、2月13日、 年末年始(12 月 29 日~1 月 3 日)
会場:SusHi Tech Square 1F Space
住所:東京都千代⽥区丸の内 3-8-3(東京交通会館向かい)
入場料:無料

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