・サイズ 30.0 × 30.0 × 14.0cm
・素材 グルーガンアート、漆、純金箔、ステンレス
・制作年 2022
・価格 ¥120,000+tax
幼少の頃から架空の生命体の形が好きだった。
中でも、ソフトビニールやプラスチックでできた怪獣など、架空の生命を題材にした玩具を分解したり、改造したりして遊ぶのがとりわけ好きだった。
そんな幼き日の憧れをたどり、ビニール樹脂などの素材を加工することによって「生命の姿」をテーマとした作品を制作している。
近年では、「自然への畏怖」や「生命の神秘」としての側面を持つ怪獣が、商業文化の中で、ある種のマスコットとして人々に受け入れられ、愛される存在となっている。
その結果、怪獣の造形に「畏れ」と「愛らしさ」が同居するという抽象的で皮肉めいた価値が生まれている。
そうした現象に魅力を感じ、「生命の姿」をさまざまな視点から探究し表現している。
ー水口麟太郎
I have loved imaginary forms of life since I was a child.
In particular, I particularly liked to disassemble and modify toys made of soft vinyl and plastic, such as monsters and other fictional life forms.
Following this childhood longing, I have been creating works on the theme o “forms of life” by processing materials such as vinyl resin.
In recent years, in commercial culture, the monster, with its aspect o “awe of nature” and “mystery of life,” has become a kind of mascot that people accept and love.
As a result, an abstract and ironic value has been created in which “awe” and “loveliness” coexist in the monster’s form.
I am fascinated by such phenomena, and have been exploring and expressing the “forms of life” from various perspectives.
ーRintaro MIZUGUCHI
水口麟太郎
1994年東京都生まれ。
2017年東京造形大学 造形学部インダストリアルデザイン学科卒業。
2018年「Colonie de lumiere」(Galerie Monod / パリ)、 2019年「インフルエンサーきのこ-」(ギャラリーGK / 東京、 DiEGO表参道 / 東京)、2022年「海とビニール生命」 (DiEGO表参道 / 東京)など個展多数。
2018年「Art shopping」 (ルーヴル美術館 / パリ)、2022年「SICF22」(スパイラル / 東京) などグループ展やアートフェアに多数参加。
Iag Awards 2021 C-Depot賞、東武百貨店ギャラリー賞、 第3回アート&デザイン新世代賞 最優秀賞、 KENZAN2022 roid works gallery賞・Konoyo賞 受賞。