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小松美羽

小松美羽インタビュー

HP用小松作品

色絵狛犬

小松美羽のアイデンティティを決定づけ、作品のモチーフとなっている“もののけ ”や、生まれ故郷の環境などについて語っていただけますか。

実家では動物をいっぱい飼っていて、人間と同じように育ててあげていたんです。動物も人間も亡くなると肉の塊だけになりますが、死ぬことで人間も動物も対等になる感じが、逆に素敵だと思っていました。彼らが死んでいくことは確かに悲しいですけど、彼らが命を全うして死んでいく姿に、私は小さい頃から希望を見出していました。小さい頃からスピリチュアルなものを感じやすい環境でしたし、私自身、獅子とか狛犬のようなものたちが、なんとなく見えてしまうところがありました。

美羽さんについて、「彼女の描く世界は、そのルックスとはかけ離れた、強烈な世界である。」という表現をよく見ます。しかし、日本の神話や民間信仰に登場する「神」は、たいてい “ 異形のもの ”として描写されます。ですから美羽さんは決して突飛なものを描いているのではなく、我々の精神風土の根っこにつながる骨太な表現をしているのだと感じています。

私が見えるモノが、昔の書物のモノとすごく近いなって確信を得るときってあるんです。やっぱり龍はああいう感じの龍だと思いますし。自分なりにデフォルメしているところはありますが、昔の人たちが描いてきたモノはやっぱり居るとすごく思っていて、それを現代の私のやり方、別の方向で描いているというか、証明し続けているという感じです。こうしたモノたちを描いている方が、魂が喜ぶ気がしますので、使命だという感じで描いています。彼らは人を見ている訳じゃなくて、もっと別のものを見ていますので、絶対目が合わないなという感じがするんです が、それは当たり前で、彼らは 人なんて大した存在じゃないから見ていない訳です。人間も目に見えるものばかり見過ぎないで、もっと自然とか、次元の違うもっとすごいモノがあることに気付いていくことが大切なことだと私は思っています。

美羽さんの 作品には、大きな目が 描かれている。それは異形の 神々の目であり、美羽さんの 心の目でもある。そしてそれは境界を越境する、異界への扉であるという感じがします。

入っていかなければいけないという感じはあります。失礼のない程度に。

続きは、こちら

HP用小松作品3

幸せに生まれ、幸せに栄える